2007年12月4日火曜日

Freeway / Free at last




1.This Can'T Be Real feat. Marsha Ambrosius
2.It's Over
3.Still Got Love
4.Roc-A-Fella Billionaires feat. Jay Z
5.When They Remember
6.Take It To The Top feat. 50 Cent
7.Spit That Sh*T
8.Reppin' The Streets
9.Free At Last
10.Baby Don'T Do It feat. Scarface
11.Nuttin' On Me
12.Walk Wit Me feat. Busta Rhymes & Jadakiss
13.Lights Get Low feat. Rick Ross
14.I Cry
 
前回JAY-Z に引き続き、ご紹介しますのはROC-A-FELLAのこの人。フィラデルフィア出身の Freeway。で、この2nd。衝撃の1stからもう4年もたつんですねえ。あれはまじでやられた。なんと言っても前作に関してはJust Blazeの功績があまりにも大きい。というかJustBlaze時代の代表作ですね。しかし音だけじゃなく、この男のラップスキルにはジガ氏も脱帽したとか。独特のガナリ系ハイトーンヴォイスにとことん攻めのフロウにライミングのセンスも抜群。なんかこういう時代だとこういうラッパーがすごく健全に感じてしまうのは俺だけでしょうか?今作はエグゼクティブ・プロデューサーにJay-Z&50 Centというカタチなんですが、、、なんとJust Blaze pro作品は今回未収録。。まじに心配だったんですが、結果としてまぁほっとしました。ていうか、いいかも。んや、つーか、普通にイイ!!①曲目ではまず完全に期待を裏切られました。オサレです。ピアノとフルートと生ドラ(生クリーム入りのどら焼きではなく)のソウルフルかつ暖かみのある音に出だしからではあのWuの名ヴァースからの引用!Marsha Ambrosiusの声がすごく透き通った印象。②はROCお得意の感じの勇まし系ですがフックのラップハメ擦りが往年のスタイルを押さえつつ社長へのリスペクトも込もってます。③は疾走感溢れるCurtis Mayfield使い。フックで重なってくるシンセが気持ちいい〜。④は説明不要の大ヒットチューンfeat.Jay-Z。まじに震えるカッコ良さ。どっちかというと武者震い系の。これがかかると必ず縦に倍速で細かく乗ってしまいます。チェチェチェチェチェチェチェ〜!ということで⑤はこれまたお得意のヴォーカルごとループしたトラックはGladys Knight使い。相変わらずこういうのもいい。⑥これはシングルカットするべき一曲。ある意味目玉曲で、50CENTのソフトなフックが今だからこそ妙にかっこ良く感じる。オケもキャッチーでチャートでも健闘すると思うけどな。⑦はフックのspit that シーッ!!が妙に耳に残りますね。⑧これもまたです。⑨アルバムタイトルを冠したこちらはチョップがステキ。悪くない。⑨は大御所Scarfaceを迎え、ロカフェラソウルチューンの王道をいく佳作。イイわー。⑩はストイックなハーコーチューン⑪はBusta Rhymes & Jadakissを迎えてハンドクラップ、重ねた重厚なビートにピアノの上モノ。⑫はマイアミの首領Rick Rossを迎え、Cool&Dreがプロデュースを努める今どきな一曲。想像するとものすごいヒゲ対決www。そして最後⑬は悲しげに〆。んん-。
やっぱ1stほどのインパクトはないけど、アルバムを通してロカフェラサウンドの根底にあるソウルフルなヴァイブスを更に増幅させつつ、キッチリ世間にアピるとこはアピる。スキルの賜物ですね。つーかこいつのラップはまじでかっこいい。

PHILADELFIAの同郷繋がりでTHE ROOTSらへんとの絡みを熱望いたします。